309: おさかなくわえた名無しさん 2013/12/18(水) 17:12:49 ID:hSNF5aW8
近所に住む友人Aが早世した。親戚が少ない奴だったし、A親も心ここにあらずって感じで、俺はA家で手伝いをしてた。
遠くに住んでた友人Bも、着の身着のままって感じで駆けつけてくれて、バタバタしながらも、何とか葬儀を執り行うことができた。

告別式が終わって、いよいよ出棺。Aの棺に蓋がされて、一人一人が釘を打ち付けて下さい、打った人はそのまま霊柩車のほうへ向かうよう言われた。
俺の後に、Bが続いて釘を打って、霊柩車へ移動中。
背中越しにも、Bが俯いているのが分かった。読経の時も、ずっと顔を俯かせてたので、大丈夫か?と声をかけようと、振り返ったとき。
Bの口元が、笑ってた。
悲しいときに、ハッて笑いたくなる時もあるけど、そうじゃなくて、嬉しくて嬉しくて仕方ないって感じの笑顔。
とてもじゃないけど、Bに話しかけられなくて、何事も無かったふうにして、その後の流れをこなした。

引用元:今までにあった修羅場を語れ 11
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/kankon/1386820892/




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