小学校高学年くらいのとき、毎週水曜日だかにシャボン玉を屋根の上で神妙な顔で吹きまくってた
「決まった時間に屋根の上でアンニュイにシャボン玉を吹く少女」という設定に魅入られて
たまたま自分を目にした誰かがそんなイメージを抱き、こんな不思議な女の子がいたんだ…と
どこか遠くの地で語り継がれたらなんだかおとぎ話みたいで素敵、と
夢見がちどころではないとち狂った妄想をして夢中で取り組んでいた
実際は田舎の寂れた商店街のきったない瓦の上で肥満スな子供(上下デニム)がぶすったれながら
小一時間シャボン玉吹くのに没頭してる異常な絵だったわけだが
そもそも屋根と歩行者道路との傾斜角度からして誰からも見えるはずもなかった、完全に一人芝居
その派生で「雨の日にドット柄の傘をさして現れる妖精のような少女」もあったわ
話しかけられたら不思議ちゃん風味のボクっ子キャラで行こうと思ってた
そして一度も誰からも声をかけられることはなかった