喪女の悲しい友やめ二件

（１）
人気の町に引っ越した。とても素敵な町。
偶然、高校時代の同級生Aが近くに住んでいた。
お茶しよって事になって、久しぶりに長話した。
するとAが「でもさーこんな良い町に一人暮らしなんて
寂しいよね。町やそこにいる人が素敵であればある程、
30代独身女一人ってさあ、惨めじゃない？そう感じない？
私はほら一応旦那と娘に囲まれて週末は町に溶け込めるし
まあ、私は幸せになれたかな。あなたは可哀想」と突然
言い出したのでびっくりして、あ、そういうノリ？と思い
「いや私は夢を叶えたからね～Aはやめたんだってね。
まあ部で一番下手だったし、仕事も出来なさそうだしね」
って言ったら水ぶっかけられた。なんなんだよもう。

流れ読まずにゴメン。 
ここのテンプレ一通りくらいのことをしてくれた同居ﾄﾒ。 
私もまぁババァのたわごとなんて別に無視してればいいかーと思ってたんだけど、 
あまりにもウザかったし、わたしの出身地と大好きな球団の悪口をいうのが我慢できず、 
丁度球団も連勝してるし流れに乗って攻撃すっかと反撃開始。 
いつものように同居しているウトコトメ旦那の前でちくちく嫌味をいうトメに対し、 
「トメさん、ちょっとちょっと！！あの事バラしていっすか？」 
「あの事って？」 
「エーここで言っていいの？」 
「何よ！！」 
「じゃー耳かしてください。」 
「だから何なのよ！」 
「ここで言ったらバラすことになっちゃいますよ！みんな居るけどいいですか？」 
しぶしぶ耳を貸すトメ。 

暇そうなので、うちの元夫のエネ話でも。 

ある日旅行大好き散財トメが、海外旅行に行きたいからお金を貸してと言ってきた。 
ウトは海外出張が多くて、その間トメは好き放題。でもウトが退職して 
家にいるようになって、トメの金遣いの荒さに今更危機感をおぼえたらしい。 
ウトがトメからカード類を取り上げて小遣い制にしたため、うちに借りにきたと。 
でも断った。 
夫は「老後の楽しみなのに、可哀想だ」と言ってたけど、子供の教育にこれから 
お金がかかるから遊興費のために貸すお金はないよと説得した。