
父が飼い主本人でもないのに関わらず、下宿荘の看板お嬢様は
毎日毎日せっせと各種虫や小動物を枕元に並べて
おひげをピンと立てた、それはもう誇らしげなお姿で
佇んでおられたそうな。
なぜ父だけが彼女に育ててもらっていたのか、今となっては定かではないが
当時その下宿荘にお世話になっていた全学生の中で、
父がもっとも背が低くひょろひょろだった為、
ぬこ様に心配されていたのではないかと推測される。
引用元:あなたの心がなごむとき~第26章
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/doujin/1135005401/